話題の本を手に入れました。
奈良弁で訳した万葉集「愛するよりも愛されたい」佐々木良 著
面白かったです。笑いました。
万葉集をこの形で学べば、もっと大好きになっていたはず。
わたしの大好きな歌に
来(こ)むといふも
来(こ)ぬ時あるを
来(こ)じといふを
来(こ)むとは待たじ
来(こ)じといふものを
大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)が藤原麿(ふじはらのまろ)の巻四(五二二)の歌などに答えて贈った歌で、
「来れるだろうと言っても来ないときがあるのに、来れないというのを来るだろうかなどと思って待ったりはしません。来れないと言っているのに…」という女の切なさ、女ごころを歌ったものです。
それがこの本に訳されると
「くんのかい?
こんのかい!
こんの?
くんの?
いや こんのかい!」
となります(笑)
そのように、奈良弁と流行りの現代語を交えて、面白おかしく訳している本。
なかなかインパクトあります!
ことばの森文庫に置いておきますので、気になった方は是非手に取ってみてください。
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