今年の夏休みの小学生向け「読書感想文教室」は全て終了しました。
2週間の、暑い夏! たくさんの感想文が出来上がりました。
今年は早くも2月から依頼が入り、4月に入った時点で依頼の締め切りをいたしました。
ありがたいことに、今年もたくさんの読書感想文に向かい合うことができました。
わたしの読書感想文教室は、賞を狙うような「いい作文」を目指していません。
子どもたちに「好きにかいていいよ」と、その子の書きたいことを優先します。
だから、書く順番もあちこち飛んだり、内容と関係ないことも入っていたりします。
とても自由。そしてどんな(下手くそな)作文を書いても、わたしに褒められます。
だから、どの子も、書き終わるといい笑顔を見せてくれるし、満足気。
毎年参加する子は、ニコニコ笑いながら「今年もきたよ」と教室に入ってくれます。
そして、数年続けて参加する子は、どんどんうまくなっていくし、書くのも早い。
そこを褒められて、ますます嬉しそう。時間が余れば1日で2つの感想文を完成させたりします。
お母さんが子どもの指導すると「いい作文」にしなきゃならないと思って、
「こう書きなさい」と枠にはめてしまう。「そんなこと書いちゃダメ」と言ってしまう。
最近は「誰でも書ける読書感想文フォーマット」みたいなものがあり、
そこを埋めていくとできます、なんてものもあります。楽しいはずがない。
これが読書感想文が嫌いになってしまう原因だと、わたしは思います。
子どもたちは自由な発想の中で、能力を伸ばしていきます。
来年もまた読書感想文教室はおこないます。
今年きた子が、次はどのくらい書けるようになるか、
どんな初心者(最初はお母さんに言われ、とてもイヤそうにやってくる)に出会えるか、
子どもたちの自由な発想や、面白い視点、奇想天外な感想を読めるのか、
楽しみにしています。
毎年、受付日には、並んで申し込みをされるお母さん、
来年も是非にと言ってくれる教室運営のスタッフさん、
そして、わたしの大好きな「ことばの森」の塾生たち。
この夏のお礼を言いたくて・・。心からありがとうございました。
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