宮沢賢治は、授業でも取り上げる大好きな作家のひとりです。
先日も、文化講座の「朗読教室」の生徒さんたちと、
宮沢賢治の「永訣の朝」を練習朗読しました。
「永訣の朝」は個人的に暗記するくらい何度も朗読した、大好きな詩です。
この映画には、「永訣の朝」を朗読するシーンがあり、それが胸に染み入りました。
映画はとてもよかったです。
宮沢賢治を学んだ時、資料や文献から、賢治は父親と不仲だったと、そう思い込んでいました。
でも、この作品は、父親からの目線で描かれていて、
父親の賢治に対する愛情に、胸を打たれる内容でした。
そして家族の死が3回出てきますが、いちいちその人生を思い、泣けました。
賢治の世界観。
まっすぐな思い。
物語を紡ぎだす賢治の心。
実は、原作は2017年、直木賞の受賞の際、読みました。
原作もとても良かった。原作でも泣きながら読んだことを覚えています。
映画になることで、より好きになった「銀河鉄道の父」でした。
役所広司と菅田将暉の配役、演技も素晴らしかったです。
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